衣類のリサイクルは本当にできるのか?

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森から服へ:日本の資源自給戦略

【チョッと深掘り】衣類はリサイクルできるのか?

近年、循環経済(サーキュラーエコノミー)の議論は世界的に広がり、繊維産業においてもリサイクルや再利用の重要性が強調されています。しかし現実には、衣料分野の循環率は極めて低いのが現状・・・。
循環率が低い理由は、衣料製品の多くは混紡素材や複雑な加工が施されており、分別や再利用が困難。このため、回収された衣料の多くは、断熱材、ウエスなどダウンサイクルや、焼却、埋立に回されています。この状況を根本的に変えるためには、単なるリサイクル技術の開発だけでなく、素材設計、用途設計、資源設計を統合した循環モデルの再構築が必要であると考えます。
提案は、森林資源を基盤としたセルロース繊維の循環モデルです。このモデルは、森林成長量と材料循環を同期させることで、資源枯渇のリスクをほぼゼロに近づけることが目的。原料のセルロースは植物由来の天然高分子であり、木材や綿などに豊富に含まれています。特に森林は再生可能資源であり、適切な管理のもとで持続的な供給が可能でです。森林が成長する過程で新たなセルロースが生成されるため、その利用量が森林の成長量の範囲内に収まる限り、資源は持続的に循環するわけです。
(時間:約17分半)

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